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タラバガニ通販大人気!ヤドカリの仲間だって本当なの?
タラバガニってどんな蟹?
タラバガニと言えば真っ先に思い出すのが
姿かたちの大きさと言い、一本一本の身のつまり具合と言い、見た目のインパクトも食べごたえとしても存在感バッチリ♪
ガッツリカニを食べたいと言う方にはやはり何といってもタラバガニではないでしょうか。
でも実はタラバガニは一応「カニ」と言う名前が付いていますが、生物学上は「ヤドカリ」の仲間。その証拠に本来カニにはハサミを含めて脚が10本あるのですがタラバガニには8本しかありません。
また大きさとしても甲羅だけでも25センチ!!脚を広げた状態では1メートルを超えることも珍しくなく贈答品としても嬉ばれる逸品であり、最近ではカニの王様の異名を持つほどの大人気のカニとなっています。
間違いやすいタラバガニとアブラガニ
タラバガニに似たカニで「アブラガニ」と言う近種のカニがあるのをご存知でしょうか?
実はこのアブラガニ、見た目にもタラバガニとほとんど変わりなく、特にボイルした状態では専門家でもないとほとんど見分けがつかないと言われています。
そのため以前には大手通販会社や食品会社などでアブラガニを「タラバガニ」と偽って販売されていたことがあり大きな社会問題にまで発展してしまったのですね。
なぜそんなことが起きるのかと言えばタラバガニとアブラガニでは市場での価値が圧倒的に違い値段で言っても仕入れ値で3分の2ほども違ってくるのです。
つまり原価として安いアブラガニを仕入れて、タラバガニとして高く売ればそれだけ儲けが大きくなると言う事!!
もしかしたらあなたも一度は目にしたことがあるかもしれない「本タラバ」と言う表記ももともとは「本当のタラバガニ」と言う意味で用いられており、本当のタラバガニではない「アブラガニ」を“タラバガニ”や“アブラタラバ”と言う名前で売っていたというのですから限りなくややこしい話ですよね!!
そのため今では「本タラバ」や「アブラタラバ」と言う紛らわしい名前での販売を自粛するよう水産庁から指導が出ているのでタラバガニはタラバガニとして販売されるようになってはいるのですが、一部のお店ではまだまだ「本タラバ」「アブラタラバ」と言った表記で販売されているところもあるようです。
では専門家でも難しいタラバガニとアブラガニの違いはどうやって見極めればよいのでしょうか?
タラバガニとアブラガニの違いとは?【その見極め方って何?】
まずこの2つが決定的に違うのが中央部分のトゲのようになっている突起です。
タラバガニの突起部分が6つあるのに対して、アブラガニでは4つしかありません。
甲羅部分が付いた状態で販売されている時には突起を見ることで本物かどうかを見極めることが出来ますが、では脚の部分だけの場合ではどうなるのでしょうか?
脚の部分だけで判断する場合は「色」で判断します。まず、タラバガニもアブラガニも表側で見る分にはほとんど違いが分かりませんが、裏側を見ると大きな違いがあるのです。
タラバガニの場合は脚を裏側にしたときにもカニ脚の第2関節部分まで色素の濃い部分を見ることが出来ますが、アブラガニの場合脚の裏側にはほとんど色素がなく白色に近いクリーム色をしているので一目瞭然。
この2つのポイントをきちんと知っておけばアブラガニをタラバガニと間違えて購入することもなくなるでしょう。
◆甲羅中央部分の突起の数(タラバガニは6つ・アブラガニは4つ)
◆脚の裏側の色で見分ける!タラバガニは色があり、アブラガニはほとんど白
タラバガニの名前の由来と旬について
タラバガニは漢字で書くと『鱈場蟹』。つまりタラが獲れる漁場でよく獲れたカニと言うことでタラバガニと言う名前が付いたとのコト。
ちなみにマダラは深海に生息している魚ですからタラバガニも基本的には30メートル~360メートルと言うかなり海の深いところに棲息しているのです。
また旬についても、タラバガニの場合は10月の下旬ごろから冬眠に入り、春を迎えるころになると回遊を始めると言われています。
そしてタラバガニの漁も流氷が溶けだし春を迎えるころ始まり、春から夏にかけて最盛期になるのです。
この時期に獲れるタラバガニは全漁獲高の大半を占める事から春から夏が旬と言う説と、タラバガニの身が最も美味しくなる冬場を旬だと言う説と2通りあるようです。
漁期については主に2月~5月 10月~12月の2回になっています。
タラバガニのおいしい食べ方とレシピ紹介!
タラバガニで味わうのは脚のみ。タラバガニのミソは茹でても固まらないためボイルする前にすべて取り除かれ、他のカニのように味噌を味わうことは出来ません。
ただカニ脚のボリュームは他のカニとは比べ物ならないくらい圧倒的。肉質はやや硬くズワイガニや毛ガニなどと比べるとカニ味自体もやや淡泊な感じがします。
美味しく頂くにはやはりカニしゃぶなど鍋にして食べるのが一番ですが、火を通しすぎると身が締まって固くなるためサッとゆでるくらいが丁度いいでしょう。また身がしっかりしているためバター焼きやてんぷらなどをしてもすごく美味しいです。
カニ身が余った時にはほぐしてカニチャーハンとして食べるのもオススメ。その際にはカニは一番最後に入れるようにするとプリプリとしたタラバガニ独自の食感が効いて贅沢な仕上がりになりますよ。
タラバガニの食べ方のコツとは?
タラバガニの殻は他にカニに比べてかなり硬いので出来ればむき身になっているタイプのモノを購入すると苦労なく食べられるのでお勧めです。
から付きタラバのさばき方
もし殻つきのタラバガニを購入した場合はケガをしないよう捌く時には軍手などをしておくと良いでしょう。
道具は庖丁よりもキッチンばさみがオススメ。
まず脚はすべてハサミで切り離していき、殻の中でも一番柔らかな横側を縦方向に切り目を入れ身を取り出します。
次に胴体部分については「ふんどし」と呼ばれるお腹側の三角の部位を取り除き、付け根の脚の部分にハサミをジャキジャキ入れ、上半分を取り除くような形で切っていきます。
半分に切り取れたら上側の殻を外してOK。お箸などで上品に食べても良いですがカニの場合は手でガッツリ食べるのが一番ですよ。
タラバガニの美味しさってどう?
あくまでもこれは主観ですが、タラバガニはズワイや毛ガニなどに比べると
があります。身が太く詰まっている分食べごたえはありますが、
カニ本来のうま味、甘み、ホロホロっと解けるような味わい深さはやはりズワイガニや毛ガニには及びませんね。
業者によってはボイルの仕方で折角のカニ身が「カニカマ」のように固くなってしまっているところもありすごく残念。カニみそもないので “濃厚なカニの味を楽しみたい”と言う方若干物足りなく感じるかもしれないですね。
カニ母おすすめのタラバガニの買い方【失敗しないカニ通販】
タラバガニはカニみそが食べられないので個人的には「姿カニ」の状態で買う必要はないと思います。ハッキリ言えばむき身で十分!!
さらにむき身(ポーション)タイプを購入するならボイルしたモノよりも生のモノを購入する方が良いでしょう。
殻つきのモノならボイルでも生でもどちらでもOKですが、鍋をするのであれば「生」が一番ですよ。